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(株)トミーウォーカーのPlay By Web『SilverRain』『無限のファンタジア』のキャラクター達の共用ブログ。
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2024/11/25 (Mon)

こないだから、空ちゃんの様子がおかしい。

皆と一緒に騒いでいたと思ったら、いつの間にか一人で窓の外を眺めていたり。
僕が話しかけてもすぐに気付かないで、ぼんやり考え込んでいたり。

そして、振り向いた時には決まって、笑った顔をする。
心配しないで、わたしは大丈夫だから。――そう、言うように。

でも、目は、決して僕を見てはいなかった。


こんなことが、最近ずっと続いていて。僕は、ただ心配だけしていて。
だから、この日。バトルカーニバルの試合が終わった後に、空ちゃんを見つけて。

周りに目もくれず、早足に歩くその後ろ姿を、僕は追いかけていったんだ。

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鈴蘭亭で、聖雪ちゃんや寅ちゃんたちと黙示録に出てきたよ。
考えてみたら、この前に参加したのって、あの土蜘蛛戦争の直後だったんだよね。
全員重傷をおして出て、寅ちゃんにすごく怒られたっけ。
まだ一ヶ月しか経ってないはずなのに、なんだかすごく遠く感じるなあ。
こんにちは、背後です。
タイトルにもある通り、4/29の札幌オフに夫婦で出撃してきました。

以下、微妙に捏造を交えたレポートなどを。
主に背後視点のため、キャラのイメージを壊したくない方はスルー推奨です。
(なお、役立つ情報は何一つ掲載しておりませんのであしからず)

――四月中旬、鎌倉市内某所。

幼い面差しに笑みを浮かべる男の手には、温かな毛に包まれた生き物が握られていた。
オレンジと白の縞模様、青く丸い瞳、柔らかな肉球。
その全ては、今や男の意のままにある。

これは裏切りの証。目的のため、男は友情に背いた。
これは勝利の証。手の内にある限り、敵は動けぬ。

しかし、切り札としては、まだ足りない。
人質を容易に奪われてしまえば、たちまち形勢は逆転する。
多少の抵抗をものともしない、圧倒的な力が必要だ。

そして――運命の悪戯か、或いは悪魔の導きか。

男は、とうとう出会ってしまった。
探し求めた力、金色に輝く雄々しき一頭の虎に。

我々の知らないその場所で。
悪の芽は静かに、しかし巨きく育ちつつあったのだ――

4月25日。
今までの俺にとってこの日は、ただ、年齢を一つ重ねる節目に過ぎず。
よって、今年も、何事もなく過ぎ去るものだと思っていた。

しかし――

「ねえねえ寅ちゃん」

――宣昭……と、流茶野も一緒か。どうした?

「ちょっとね、面白いこと試してみようと思ってー」

――面白いこと?

「えーとですね渕埼さん、まずこの、揺れる5円玉を見てください」

――いったい何を始める気だ?

「あのねー、影郎くんって催眠術使えるんだってー」

――お前、俺を実験台にする気か。こんな子供騙し、効くわけが……。


…………。


「あ、寅ちゃん寝た。すごいなあ、本当に効くんだ……」

唯くんから、面白そうなバトンをもらってきたよ。
本当は寅ちゃんにもって言われたんだけど、寅ちゃんはどういうわけか凄く嫌がったんだよね。

……どうしてかなぁ?

(テルの傍らには、寅靖の飼い猫である桜が佇んで首を傾げている)

ええと、それじゃあやってみようか。

初めて『大樹のある光庭』からの出場となった、第6回バトルカーニバル。
俺たちは初戦を辛くも勝ち残り、そのまま2戦目の開始を迎えていた。

先の試合で前線を支えた深淵と、シャーマンズゴーストのチカは既に戦えず、俺と翳もダメージが大きい。
辛うじて無傷なのが白馬だけという状況で、実力の拮抗した4人チームを相手にするのは、どう考えても無理がある。

しかし、俺はこの勝負を捨てる気などさらさら無い。
後ろには、消耗した翳の姿。盾役を買って出たにも関わらず、1戦目ではフォローが間に合わなかった。

どこまで護りきれるか――それが、俺の戦いだった。

〔承前〕

それから三日間、俺の熱は一向に下がらなかった。
普段がなまじ風邪と縁遠いばかりに、数年に一度、こういった機会が訪れてしまうとなかなか治らない。
全身の関節が軋みをあげるように痛み、眠りに落ちれば悪夢が襲う。

床に伏せる俺の傍らで、桜が回復の兆しを見せていることが、唯一の救いだった。

〔承前〕

雨の中をずぶ濡れで出歩いたのが祟ったか、俺は翌日から滅多にひかない風邪をひきこんだ。
高熱で関節が悲鳴を上げ始めていたが、それを気にしている余裕などない。

桜は、相変わらずぐったりとした様子で、静かにその身を横たえていた。

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