連作SS『淵より至りて』の背後視点の打ち明け話。
本編のネタバレを含みます。
元々のSSからして自己満足の産物です。
その語りとなると、色々酷いことになっております。
SSの裏話に興味がない方、背後語りが苦手な方はスルー推奨。
【隠青】
>名付け
『寅靖』の名を音読みにして、別の漢字を当てただけです。
(その際、『せい』の読みを『青』とすることは決定していました)
この時代、音読みの名前で問題なかったかどうか謎ですが、龍脈依頼で音読みの名を持つ土蜘蛛が居たため、勝手に大丈夫だろうと判断しました(笑)
ただ、人名としては些か強引な部類な気もしますが。
(相方には「忌み名みたい」と評されました)
>外見
身長を除いて、ほぼ寅靖と同様の設定です。
もともと渕埼家は長身の家系のため、隠青が高いというよりは、寅靖が一族の中では例外的に低いものと思われます。
原因は幾つか考えられますが、表向きとしては『成長期のオーバーワーク』、裏側としては『10代後半まで能力を押し込めた反動』と解釈を。
本来であれば180cmは超えていたはず……って、はい、今となっては微妙に後悔しています、寅靖の身長設定(笑)
髪の色は寅靖のステータスシートと同様に黒の予定でしたが、どうにも寅靖のイラスト一覧を見る限り、純粋な黒とも考えにくいので『光の加減で茶色がかって見える黒』という表現になりました。
あと、顔の彫りと鼻筋うんぬんは、当時の基準からするとそう見えたかもという話であって、イコール美形というわけではありません。
寅靖にしても、キャラ視点では銀雨世界において美形と評される容貌ではないと思うので。
(プレイヤー視点では、軽く半数以上が美男美女の世界な気がしているので、そのあたりの基準はかなり謎ですが)
>性格
当初は『残虐非道』とまでいかずとも、『悪』の側に偏った性格にしたかったのですが……。
こちらの筆力の限界か、はたまたモデルがモデルであったためか、ただの『いきがって悪ぶってる若造』になった気がしますorz
銀雨の感情メーターでは『自由』に振り切れている設定で、モデルである寅靖とは真逆に動かそうとしたのですが、肝心なところで理屈をこねようとするあたり、妙なところでモデルに忠実な形に……。
相方にはツンデレ呼ばわりでした。悲しいことに否定できません。
>ジョブ
本文より想像はつきそうですが、土蜘蛛×牙道忍者で設定しました。
武器はバイトジョブの獣爪を用いるのも違和感があるし、かといって赤手はそぐわない気がして、宝剣2刀に落ち着きました。
なお、劇中の宝剣のモデルは、寅靖のコレクションにもある『隕鉄』(素の方)です。
外見は'08-09-08納品のかざいエモ絵師のIGCを参照頂けると分かり易いです。
【桜子】
>名付け
隠青がリアリティ度外視だったため、こちらは若干リアリティを重視。
『植物の名+子』にしようと思い、悩んだ末に寅靖の飼い猫『桜』から名前を取って『桜子』と相成りました。
上記の経緯であるため、実際のキャラクターさん達との関連は一切ございません。
同名のNPCさんが居る事を思い出したのはかなり後ですorz
>外見
明確なモデルが存在しないため、非常に特徴のない容貌となりました。
美人なんだか、そうでないんだかさっぱりですが、このキャラについてはそれで良い気がしています。
>性格
渕埼家の始祖として、隠青が持ち合わせていない『真面目』『堅物』の要素を付加しようとしたのですが、蓋を開けたらまったく別物になりました。
外見といい性格といい、子孫は悉く父方の血が勝っているような気も……。
>ジョブ
設定上は青龍拳士×水練忍者でした。
文中ではまったくもって出てきませんでしたが。
ちなみに、これは寅靖の最初期ジョブ構成でもあります。
気特化には悉く相性悪い組み合わせだったのも、今となっては良い思い出でしょうか。
【渕埼家】
>姓
本編の最後にもあるとおり、後付け全開、こじつけ全開の酷い理屈です。
実在する名字の由来は間違ってもこういう形ではないと思います。
全国の渕崎(淵崎)さんに心よりお詫びを。勝手に弄って申し訳ありません。
(この系統の名字で「崎」を「埼」と表記しているパターンが実在するかどうか分からないので、上では「崎」と表記しました)
>名
『男児に青を含む漢字の名をつける』という設定は割と初期からありましたが、これも後付けです。
その割に、ちっとも本人のイメージカラーが青じゃない気もしますが。
緑と評される事はあるので広義の青=緑?ということで一つ。
ちなみに寅靖の祖父の名は『清宗(せいしゅう)』、父親の名は『静成(よしなり)』と設定があります、無駄に。
【日付】
最初は劇中の時代に合わせて「1210年」で投稿するつもりが、流石にブログの仕様上無理だっ たので、「1910年」の投稿になっています。
……以後も、思いついた順にこそこそ追記されているかもしれません。