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(株)トミーウォーカーのPlay By Web『SilverRain』『無限のファンタジア』のキャラクター達の共用ブログ。
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2017/10/21 (Sat)

ふと、通りすがりに見つけたもの。
宝箱と鍵で対になった、銀製のペンダント。

ああ、可愛いな、って思って。
気付いたら、僕はそれを二つとも買っていた。

空ちゃんが暇ツブを辞めてから、一週間近くが経っていた。
あれから、僕たちは学校で会うことも少なくなって。
僕はその日、キャンパスの校門で、空ちゃんを待った。

「――これ、空ちゃんにあげる」

空ちゃんに宝箱のペンダントを渡して、そのまま走る。
後ろで、ちょっと、という声が聞こえたけれど、僕は止まらなかった。

――こんなもの、いらない。

そう言われるのが、怖かったんだ。


小さな、小さな宝箱。
しっかりと鍵がかけられた、その奥。
どんな気持ちが、詰まってるんだろう?


息を切らして、後ろを見る。
僕を追いかける空ちゃんの姿は、そこには見つからない。
足を止めて、僕は、胸元から自分のペンダントを引っ張り出した。
空ちゃんに渡した宝箱と同じ、銀でできた小さな鍵。


僕には、空ちゃんが暇ツブを辞めた理由はわからない。
何かに悩んでたことは知ってたけど、詳しいことは訊けなかった。
きっと、それは僕が頼りないから。
まだ、空ちゃんの支えにはなってあげられない。
そういう、ことなんだと思う。


ごめんね、空ちゃん。
時間はかかっちゃうかもしれないけど。
必ず、強くなるから。


――僕は、空ちゃんの鍵になりたい。

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